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2023年下半期 魚座の運勢【七嶋ナオの12星座別ブルータス占い】

毎週更新「ブルータス週間占い」が人気の占星術師・七嶋ナオさんが2023年下半期の運勢を占います。魚座(2/19~3/20生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

下半期全体の魚座

手を繋ぐために

魚座にとって「コミュニケーション」を意味する場所に、木星(成長拡大)が入ります。7月以降は乙女座エリアに断続的に複数天体が運行します。

この一連の動きによって、人間関係に変化がありそうです。友人と思っていた人がかけがえのないパートナーになる、というようなことも考えられます。土星(責任・社会性)も、魚座(自分自身)を運行中なので、身を固めたくなる時期かもしれません。

下半期は、自分が進んで仲良くなりたいのはどんな人かを考えてみましょう。性格や趣味嗜好、考え方など、人を好きになる要素はたくさんあります。自分にとっては何が重要なのかを見つめ、誰となら一緒に過ごしたいかをイメージしてみましょう。

太陽シーズンごとの魚座

◆6月21日〜7月22日(太陽蟹座エリア運行期間)

「創造性とレクリエーションの部屋」であり、喜びや楽しい遊びを表す場所に太陽がやって来る期間になります。

このシーズンは、同じ「水のエレメント」である蟹座の持つ潤いあるエネルギーが満ちていき、伸びやかで心地よい、リラックスムードに浸れそうです。クリエイティブなことも楽しめそうです。恋愛運も上がるので、気になる人がいたら声をかけてみましょう。

しかし、火星と金星が獅子座にいる影響で、雑用が増えやすく、遊ぶ時間が限られてしまうかも。スケジュール調整をしっかりすることで、良い運気に乗れるでしょう。

◆7月23日〜8月22日(太陽獅子座エリア運行期間)

「メンテナンス」がテーマになります。自分も周囲の人にも優しく接することが大事です。また、この時期は魚座の対向位置にある乙女座に火星と金星が運行します。乙女座は魚座にとって、「地に足を着けて生きなさい」「きちんとしなさい」というメッセージを送ってくるサインです。

乙女座と同じ「地のエレメント」である牡牛座に、木星と天王星の2天体があるので、この乙女座パワーは強化されています。健康診断に行ったり、歯科検診に行ったりして、フィジカル面のお手入れをしましょう。

◆8月23日〜9月22日(太陽乙女座エリア運行期間)

引き続き乙女座パワーが強い時期になります。魚座にとって乙女座エリアは(自己に対向する)他者の現れる場であり、結婚や契約という意味があります。さらに、魚座(自身のエリア)に土星(責任・枠組み)が運行しているので、結婚や、大きな契約(不動産など)の締結などがありえます。社会的な責任が増え、“大人”の実感が湧くかも。

9月4日には木星が逆行を始めます。これまでを振り返って「誰と友達でいたいか」「どんなコミュニケーションをとりたいのか」を考えると良さそうです。

◆9月23日〜10月23日(太陽天秤座エリア運行期間)

「作法を学ぶ」がテーマになります。10月5日は、天秤座に水星が入り、太陽・火星・水星の3天体が天秤座エリアを運行します。魚座は「枠組みを超越する」力を持つサイン(星座)、それに対して、天秤座は「美しい型やそこに表れる品格」を重視するサイン(星座)です。

普段は形式を気にしない魚座が、あえて作法を身につけると、元々持っている柔らかな空気に洗練された美しさが加わります。

◆10月24日~11月21日(太陽蠍座エリア運行期間)

蠍座エリアには、太陽に先行して火星と水星が運行しているため、蠍座エッセンスの濃度が高くなっています。蠍座の持つ、集中力や知識を深める力が強まるのです。

また、太陽・火星・水星には、魚座エリアを運行する土星が調和的に繋がっています。その繋がりにより、魚座が求めている知識や技術がスムーズに手に入りそうです。ちょうど伝手ができてその道のプロに話を聞けたり、憧れの大家に師事できたりするかもしれません。

また、金星はこの時期、乙女座を運行中で、木星と調和的な繋がりを持っています。友人とパートナーに支えられるタイミングでもあります。困ったことがあれば率直に相談すること。蠍座エリアの真正面では木星と天王星が太陽を待ち構えています。11月に入り、太陽が移動すると、知識欲がさらに高まりそうです。

◆11月22日〜12月21日(太陽射手座エリア運行期間)

仕事が忙しくなる期間。太陽には魚座エリアを運行する土星がぶつかり、さらに水星射手座が土星と、火星射手座が海王星魚座と厳しい角度でぶつかり合います。その影響で、プレッシャーを感じる仕事を任されてしまうかもしれません。

「自由にやっていいよ」と丸投げされて途方に暮れるようなこともイメージできます。自分一人で背負うのではなく、周囲の人も巻き込んでいくことで、大きな成果が生まれそうです。

白石和彌

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