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月星座が教える「本当の自分」。牡牛座が気をつけたい人間関係

西洋占星術において、心や身体を表すとされる月。月星座を見ると、通常の星座占いでは見えない「素の自分」がわかる。と同時に、仕事や公の場では隠れている、人間関係における要注意事項も……。毎週ホロスコープを寄せてくれている七嶋ナオさんに話を伺った。そもそも月星座とは?「まとめページ」も読む。

text&edit: Motoko Kuroki / illustration: Asami Hattori

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基本性格

「月にとって、牡牛座はとても居心地の良い場所なんです。ちやほやしてくれる親戚の家にいて甘やかされて過ごすような感じです」(七嶋さん)

牡牛座は五感の美、身体的な美=快を重要視する星座。月も、生命を包み込む柔らかな性質を持ち、また身体・肉体を意味するので、相性がいいというわけだ。

「月星座・牡牛座には、のびやかさがあります。五感にまつわる欲求がまっすぐに出やすく、食いしん坊な人、美食家が多いかもしれません。他にも、においや手触りに敏感で、『心地の良い』ものがあれば手放しません」

それは本物志向にも通じ、牡牛座は上質なものを判断する目利きでもある。自分の「いいな」に正直で、快適なのがいちばん。冒険に出かけるよりも、毛布にくるまっていたいタイプだ。

「牡牛座は、物質的なものに対してちゃんと貪欲。『欲』を否定せずに追求していくことで、自分らしくいられるかもしれません」

人間関係、ここにご注意

のびのびと快適性を追い、それゆえ識別眼も持つ牡牛座だが、それが仇となることもあるという。

「牡牛座の『美』は、アートというよりは、もっと肉体的で混沌とした美。そして五感の美は物質性につながっていて、ものに執着することが多いのは牡牛座なんです。それが周りに理解されないケースもあると心得ておきましょう」

おいしい、気持ちいい、といった「快楽」を素直に求めることで、マイナスイメージを持たれないよう気をつけたい。

「あとは、気持ちよさを追う部分が仕事の場面で出過ぎないように」。やりたいこと、やりたくないことがはっきりしているのは美点ではあるが、職場でそれが表出すると、好き嫌いの激しい人と思われて損をすることも。

「自分のプライベートと、太陽星座的部分=社会的な自分をまぜないよう、気をつけましょう。月星座・牡牛座の人は、公私の区別をしっかりとつけることで平和に過ごせます」

そもそも月星座とは?自分の月星座を調べる

私たちが普段「自分は〇〇座」と言うときに使っているのは「太陽星座」と言われるもの。「太陽星座は、外から見た自分、社会的な自分を表すと言われています。それに対して月は、自分が自分に持つイメージ。太陽星座が“スーツ姿”だとしたら月星座はいわば“パジャマでいる自分”を示すものなんです」

月星座を調べるには、以下のリンクから誕生日を入力。結果の表の中で、月マークの横に書かれた星座が、自分の月星座だ(*外部サイトにつながります)。

http://nut.sakura.ne.jp/wheel/sabian.html

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