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月星座が教える「本当の自分」。山羊座が気をつけたい人間関係

西洋占星術において、心や身体を表すとされる月。月星座を見ると、通常の星座占いでは見えない「素の自分」がわかる。と同時に、仕事や公の場では隠れている、人間関係における要注意事項も……。毎週ホロスコープを寄せてくれている七嶋ナオさんに話を伺った。そもそも月星座とは?「まとめページ」も読む。

text&edit: Motoko Kuroki / illustration: Asami Hattori

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基本性格

「山羊座は真面目で、社会的なことを大切にします。ルールを重視し、環境を整えようとする、社長気質。月星座・山羊座は家庭での立場が強いことも多いです。でも、権力を志向するのは、嫌なことを予防したいから。実はとても心配性なんです。そして、目的のためにしっかり努力します」(七嶋さん)

構造を理解する知性も持ち合わせていて、時間管理もうまく、堅実でリアリスト。現実的な判断をきちんと下せる。伝統的なものを好む一面もある。月星座の性質は、日々満ちていく月と同じように、年とともに成長する。とくに山羊座は、若いときはできないことがあると自分を責めがちだが、年を重ねるごとに安定していくという。

「基本的に支配欲が強いのですが、それは自他をコントロールするということで、自制心も強いということ。お金の使いどころもわかっています。お得なものや便利なものが大好きなのも、山羊座らしいです」

人間関係、ここにご注意

生き物としての山羊は、とても繊細。気絶してしまう種もいれば、危険を避けるために高山の断崖絶壁の際で生活する群れも。同じように山羊座も、繊細で臆病。それなのにワンマン気質でパワフルでもある。山羊座のそんな不器用さをわかってくれる人ばかりならいいのだが、そうもいかない。

「実は、12星座いちこわがりなのが山羊座です。リアリストなあまり、ものごとを悲観的に見て、最悪の事態に備えたい。そのためには自分がちゃんとしなければ、と一人でいろいろと背負いがちになるんです」

支配欲の強さが自制心や向上心として働いているうちはいいが、周りに圧をかけてしまわないように。

「自分の心配の種はなんなのか、掘り下げて内観してみましょう。不安は怪物ではないので、きちんと取り扱えるようになれば、周囲との関わり方も変わるかもしれません」

また、「有用性」や「お得感」を最重要視したお金の使い方は、おおらかな星座の人にはケチと映るかもしれないので、気をつけて。

そもそも月星座とは?自分の月星座を調べる

私たちが普段「自分は〇〇座」と言うときに使っているのは「太陽星座」と言われるもの。「太陽星座は、外から見た自分、社会的な自分を表すと言われています。それに対して月は、自分が自分に持つイメージ。太陽星座が“スーツ姿”だとしたら月星座はいわば“パジャマでいる自分”を示すものなんです」

月星座を調べるには、以下のリンクから誕生日を入力。結果の表の中で、月マークの横に書かれた星座が、自分の月星座だ(*外部サイトにつながります)。

http://nut.sakura.ne.jp/wheel/sabian.html

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