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月星座が教える「本当の自分」。蟹座が気をつけたい人間関係

西洋占星術において、心や身体を表すとされる月。月星座を見ると、通常の星座占いでは見えない「素の自分」がわかる。と同時に、仕事や公の場では隠れている、人間関係における要注意事項も……。毎週ホロスコープを寄せてくれている七嶋ナオさんに話を伺った。そもそも月星座とは?「まとめページ」も読む。

text&edit: Motoko Kuroki / illustration: Asami Hattori

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基本性格

天体にはそれぞれ相性のいい星座というのがある。月にとって、蟹座はホームグラウンドであり、実家のような存在。

「月の持つ女性原理的要素、つまり『養育する』や『育む』といった性質が、蟹座にいるとより伸びやかに出るんです。月星座・蟹座の人は、感情にストッパーが効きにくく、情動を増幅していくタイプ。あたたかく生命力にあふれた、いうならば温泉のような人です」(七嶋さん)

蟹座は12星座を火地風水の4エレメントに分類したときに「水のエッセンス」に属し、周りとつながり、仲間になっていく性質を持つ。共感重視で、能力よりも優しさや思いやりに価値を置く。世話焼きで気前もいいのが特徴。

「蟹座は『母なるもの』を表すとされ、家族を作ったり人のケアをしたりするという意味で家庭的な人が多いです。職業で例えるなら保健室の先生。活動宮の星座なので、前に進む力には満ちています」

人間関係、ここにご注意

温泉のようにあたたかい蟹座。ひるがえせば、とても湿っぽく感情的な部分がある。

「心で感じるものを優先したい、感情こそが自分であるという感覚を、月星座・蟹座の人は持っているかもしれません。ただ、他星座のなかには理性を優先するタイプも、情動に流されづらいタイプもいることを忘れずに」

エモーショナルな面が仕事など公の部分で出過ぎると、傷つくことが増えてしまいそう。また、世話焼き気質がおせっかいととられることも十分ありえる。

「与えたい、という気持ちもひとつの欲望です。自分は与えたがり、干渉したがりなんだと自覚しておくのがいいかもしれません」

さらに、その強い仲間意識が排他主義に転じる可能性にも目を向けておきたい。仲間にはものすごく優しくても、外の人にはどうだろうか。蟹座は内輪には公正で心が広いが、外部から見たら、内輪優先や贔屓と取られるかもしれない。

そもそも月星座とは?自分の月星座を調べる

私たちが普段「自分は〇〇座」と言うときに使っているのは「太陽星座」と言われるもの。「太陽星座は、外から見た自分、社会的な自分を表すと言われています。それに対して月は、自分が自分に持つイメージ。太陽星座が“スーツ姿”だとしたら月星座はいわば“パジャマでいる自分”を示すものなんです」

月星座を調べるには、以下のリンクから誕生日を入力。結果の表の中で、月マークの横に書かれた星座が、自分の月星座だ(*外部サイトにつながります)。

http://nut.sakura.ne.jp/wheel/sabian.html

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