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〈グルーヴィジョンズ〉代表・伊藤弘が愛用する山道具。〈ARC'TERYX〉のヴェイランスシリーズetc.

山歩きの楽しみ方が人それぞれなら、当然道具の選び方もそれぞれ。道具選び自体が山歩きの楽しみになっているというギア好きも多いでしょう。そして、選んだ道具からは、その人が山とどう向き合っているかが見えてくるものです。

photo: Takehisa Goto / text: Kei Ikeda

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山だから、街だからとシーンを選ばないシームレスな道具

山道具って機能面に特化してデザインされているので、プロダクトとしてとても魅力的。山道具の快適さを一度知ってしまうと普段使いしない手はないのですが、僕はいくら機能が優れていても山っぽいデザインのものには惹かれません。街にも馴染むデザインのアウトドアギアを常に探しています

ARC'TERYX〉のヴェイランスシリーズはロゴがなくて、カラー展開も落ち着いている理想型です。値段は高いですが、作りがいいし、シンプルなので何年も着られます。

Matador〉のビースト28も街と山兼用。必要に応じてウエストベルトが着脱できる珍しいもので、軽い装備でのテント1泊程度ならこれで十分対応できます。僕は東京と八ヶ岳の2拠点で暮らすようになった影響もあり、山と街の境目がどんどん曖昧になってきました。最近はオフィスに出勤した格好で、そのまま山登りにも行けちゃいます。

伊藤弘の山道具

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