ズルしないで自分の力で登るために、最低限必要なもの
テントやスマホ、時計、ヘッドライトのように便利すぎる道具は持ちません。重要なのは靴と入れ物、そして刃物です。刃物は格好つけて6寸の剣ナタを使っていた時期もありましたが、結局より作業効率が良くて軽い包丁とノコギリに落ち着きました。
包丁の刃渡りはあまり長くなくていい。ペティナイフサイズで鹿の解体もできます。魚をおいしく刺し身にしたいなら、ナイフよりも刃が薄い包丁が向いています。ノコギリは庭師も使うシルキーブランド一択。カーブがついていて力が入りやすいズバットの270mmを愛用しています。
山の道具は扱いやすさはもちろん、ある程度安いことも大切じゃないかな。こだわりすぎてしまうと適当に使えないし、なくした時にずっと気になってしまったり、取りに戻ったり。道具より命の方が大事なので、山ではそういうリスクを負いたくないですから。