日本最速の女性フリーメッセンジャー
YUKI
依頼の品を早く適切に
届けるためのピストバイク
数多くの自転車の大会で優勝経験を持つメッセンジャーのYUKIさん。書類や花など形ある様々なものを運ぶうえで、いかに丁寧かつ、シンプルな作りの車体であるかを重視し、北鎌倉〈ヴォーグ〉が作ったピストバイクを愛用。「運ぶもの次第でデイパックの大きさを変えたり、大型荷物ならキャリアを付けたり。臨機応変にスタイルを変えられます」と話す。
祇園佐川急便のセールスドライバー
長田哲子
京都と調和する
スポーツタイプの集配用三輪自転車
祇園にある佐川急便では、京の景観に馴染むように様々な工夫が施されている。この配達用自転車はアイコニックなものとして、2010年頃に導入された。近年は観光客の急増により、祇園の道が混雑し使用が困難になってきたというが、「安全には十分配慮して利用しています。安定しているし、何より台車とは違ってラクだし爽快!」と長田さんもぞっこんです。
南房総大原駐車場管理人
笹子幸孝
ビーチクルーザーで
海岸自転車道を行ったり来たり
サーフポイント名になるほど有名な南房総の海岸駐車場。2つある駐車場を笹子さんが管理。「歩いても2〜3分なんだけど、1日20往復以上はするから、自転車がいいね。海でやっているから海岸の遊歩道を使いたくてビーチクルーザーで裏ルートからアクセス」。海岸の遊歩道って、砂が大量に打ち上げられてたりするから、ビーチクルーザーは効果絶大です。
紙芝居も行う時代屋の人力車夫
碓井雅大
昭和の紙芝居屋を
完全再現したレトロな自転車
人力車サービスのパイオニアとして知られる浅草の時代屋は、古き良き文化を伝える。紙芝居を積んで自転車で回っていた昭和の紙芝居師のスタイルを再現して、今も各地を訪れている。〈ナショナル〉の古い自転車に、重荷用のサスペンションまで付けた特注品で登場した碓井さん。「私は進行係。いつもプロの紙芝居師まで呼んで本格的にやります!」
配達専門パン工場のパン職人
田中朋広
遠方でも難なく配達できる
カゴ付き電動アシスト
都立大学駅からすぐの雑居ビルの一室で、夜からパン作りをする〈ぱん工場寛〉。毎日深夜に作ったものを届けていて、なんと創業した14年前から電動アシスト自転車を駆使。「配達では経費削減のため、車や単車は使いません」と田中さん。横浜市の日吉エリアにある個人宅まで走っているらしく、その距離は工場から片道約10㎞。愛車はこれで4台目になる。
バイシクルコーヒーの焙煎士
清水大輔
焙煎したコーヒー豆を
エコに届けられるe-Bike
米オークランドから2013年に日本に進出した焙煎所。オーガニックな豆を扱っているだけに、環境に負荷を与えないよう都心部の取引店への配送は自転車で行う。毎週、葛飾の店舗から20㎞先の渋谷などにも配達しているというからすごい。「実はここ最近〈スペシャライズド〉の《バド》というe-Bikeを導入したんです。より楽しくなりました」とご満悦。
広島・尾道警察署のサイクルポリス
野代千晶
民間との関係も築ける
尾道生まれのスポーツサイクル
しまなみ海道がある広島県尾道警察署の交通課では、青年警察官を中心に、交通のマナーアップを図るサイクルポリスが結成された。「自転車のデザインは尾道の〈アンデックス〉が手がけてくれました」と野代さん。自転車は教室や、街頭活動、自転車イベントでの安全利用広報などに使用していて、コミュニケーションツールとしても役立っているそうだ。