教えてくれた人:石川香織さん(ギネスワールドレコーズジャパン代表)
競技によっては年齢や得意不得意を問わず、世界一を目指すことができるのが「ギネス世界記録®」。
ギネスワールドレコーズジャパン代表の石川佳織さんによると、誰もが気軽に挑みやすいのは「1分間で挑戦できる種目」なのだとか。
「短時間で手軽にできる種目はたくさんあります。イベント事が少ない今、おうち時間で挑戦してみてはいかがでしょうか。室内競技で言えば、オンラインで複数人が力を合わせてチャレンジする世界記録なども。
ギネス世界記録は、目指すこと自体がモチベーションにつながります。団体競技の場合、みんなとの思い出作りにもなるので挑戦すること自体に価値があると思います」と石川さん。
既存の記録に挑戦するのも近道だが、全く新しいアイデアで申請することも可能。
「いかなる記録タイトルも主な条件は、証明可能、測定可能、標準化可能、更新可能であること。まずはこの基準を満たすものを考えてみてください」
一生に一度は、何でもいいから世界一の称号を得てみたいもの。自分に合う競技を見つけ、記録取得を狙ってみては?
今日から挑戦できる?
「1分間」の世界記録。
羽子板を交互に裏返しながら、羽根をついた回数。
日本の伝統的な遊びである羽子板。交互に裏返しながら羽根をつき続ける回数で競う。
口の中でさくらんぼの軸を結んだ本数。
昭和の一時期に流行した「さくらんぼの軸結び」。軸ごと口に入れ、舌で軸を結ぶ。
皿からマグへお箸で移動させたコーヒー豆の数。
お皿にのせたコーヒー豆を1回1個ずつお箸でつまみ、マグカップに移動させる。
市販のサイコロを積み上げた個数。
一度に手にしていいサイコロは1個のみ。最初のサイコロを置き、その上に積み重ねる。
*記載の記録は、2022年1月末日時点でのデータになります。
どんなプロセスで申請するの?
公式サイトから挑戦したい記録タイトルを申請し、受理されると記録ガイドライン等の情報が送られてくる。ルールに従って挑戦後は、指定の証拠物を提出。審査が終わると、認定/不認定の結果が知らされる。