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小学5年生に聞いた、愛の映画。「愛って、小学生にとっても悩める問題です」

「愛」という漢字を国語で習うのは4年生の時。学びたての5年生たちはこの意味をどう感じているのか?みんなが思う、愛の映画を自由に語ってもらいました。

photo: Shu Yamamoto / text: Ryota Mukai

愛の映画世論調査〜同じクラスの小学5年生〜

date:2023年10月15日(日) PM3:00
place:代々木公園

愛って、小学生にとっても悩める問題です

ケイシくん

愛は好きより深いと思う。映画なら別れのシーンに愛を感じます。『ドラえもん』の映画はたくさん観てきたけど、必ず別れが描かれている。どの話ものび太に新しい友達ができて最後には別れます。そのシーンには涙が出るし、お互いに大切に思っていることが伝わってくる。

ココミさん

私は大切にされている登場人物が死んでしまうのは観ていて悲しい。『東京リベンジャーズ』ではヒロインの女の子が死んでしまうけど、そのたびに彼女を救おうとタイムリープしていく主人公に愛を感じます。

アカリさん

私は『君の名は。』に愛を感じました。主人公とヒロインが時空を超えて会った少しの時間で、お互いに忘れないよう手に名前を書き合うのですが、ヒロインが手を見ると「すきだ」と書いてあった。なによりも伝えたかったことなんだろうなと感じたんです。でも現実にはこんな綺麗な友達関係はないって思います。

トキオくん

僕も映画と現実は違うと思う。好きなのは『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』。アナキンがダース・ベイダーになる話であり、家族愛の話だとも思いました。パドメと結婚したアナキンは彼女を死から守ろうと取り憑(つ)かれてベイダーになっちゃう。それは愛だからだと思う。

マオさん

家族愛なら『ドリームプラン』も面白かったです。テニスの世界チャンピオン姉妹を育てた父親と、その娘たちの話。それに実話が基になっているから、映画と現実が全く別物だとは思わない。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』はファンタジーだけど、魔法動物学者の動物への愛を感じる。

リョウタくん

愛は歩み寄ったり、励ましたりする関係性のことだと思う。『劇場版 呪術廻戦 0』は大人になったら結婚しようと約束した女の子が亡くなって、その思いの分だけ強力な呪霊が取り憑く話。一方的だと愛にはならないんだなって。

トキオくん、リョウタくん、アカリさん、マオさん、ココミさん、ケイシくん
左から、トキオくん、リョウタくん、アカリさん、マオさん、ココミさん、ケイシくん。同じ小学校に通うクラスメイトだ。話をする間は持ってきたという小トトロのかわいい人形を投げ合ってわちゃわちゃ。しゃべり倒した後の撮影タイムには鬼ごっこが始まり爆走。わんぱく盛りのエネルギッシュな一コマをパシャリ。

小学5年生たちが語る愛の映画

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