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グルマン温故知新:東銀座〈銀座 とんかつ 斉藤〉コースもあれば単品もあり。幅広く楽しめる

外国人観光客にとんかつが大人気。銀座のとんかつ店の昼はどこも遠来の客で大賑わいだ。定食もいいのだが、エンタメ要素が加わった部位比べのコース仕立てが面白い。楽しみ方はいろいろあると開眼させてくれる、新しいとんかつワールドを堪能しに銀座へ。

photo: Shin-ichi Yokoyama / text: Michiko Watanabe

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銀座 とんかつ 斉藤(東銀座)

コースもあれば単品もあり。幅広く楽しめる。

月25頭ほどしか出荷せず、東京でも扱っている店はほんのひと握りという、熊本産の稀少な豚をメインに使用。旨味が強く、脂身が甘いのが特徴という。

ランチ、ディナーともメニューは同じで、おすすめは4種あるコース定食。一番人気は特上とんかつ三種コース定食3,300円だ。上フィレ、リブロース、本日の赤身部位、ご飯、キャベツ、味噌汁、小鉢、〆カレーという流れ。白身とんかつ三種コース定食3,000円は、リブロース、肩ロース、ロースの3種を味わい尽くす。

パン粉は8mm粒を特注。1種のみを使用。揚げ油はラードと綿実油。塩はアンデスの岩塩。とんかつは1口目は何もつけずパクッと食べて、脂の甘味を感じ、続く2口目に塩をつけると、より甘味が広がるという。塩の次には、ソースや醬油で味変を。

カウンターに加え、小上がりと半個室があリ、食事会も軽い接待も可能。一人メシにもおすすめだ。

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