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グルマン温故知新:目黒〈サエキ飯店〉香港の普段着ご飯とジョージアワインを

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回は一つの料理や食材への並々ならぬ愛情で、マニアックな専門店を作り上げてしまったお店。愛の強さ=味わいに比例する!遊び心溢れるメニューを堪能せよ。

Photo: Hisashi Okamoto / Text: Haruka Koshihara

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サエキ飯店(目黒)

香港の普段着ご飯とジョージアワインを。

今年の春に開店するや否や、破竹の勢いで人気急上昇のチャイニーズがこちら。

店主の佐伯悠太郎さんは〈聘珍樓〉〈福臨門〉〈赤坂璃宮〉という、広東料理の名店での修業経験を持ち、中国料理人としていわばサラブレッド。その一方でワーキングホリデー制度を活用して香港のローカル店で働いたり、アルゼンチン、ジョージアなど33ヵ国を1年かけて巡り、ユニークなキャリアを築いた。

そうした経験と、料理人としての基礎となっている広東料理の技術とが反映された料理はよそ行きではない、香港で日常的に食べられているものが中心だ。日本では馴染みが薄いカエルも「香港では牛・豚・鶏に次いでポピュラーで、おいしくてインパクトがある」と佐伯さん。

そのパートナーとして推すのが、旅をして惚れ込んだジョージアワイン。昔ながらの製法による画一化されていない味わいは、旬の食材を多用した、気取らない料理によく合う。

目黒〈サエキ飯店〉 店主の佐伯悠太郎さん
料理も接客もすべて1人でこなす佐伯さん。
目黒〈サエキ飯店〉店内
店は、手前に厨房に面したカウンター、奥にテーブルという間取り。

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