スパイス欧風カレーPAIKAJI(市ケ谷)
欧風ながら南国情緒も漂うヘルシーカレー
パイカジとは南の風のこと。「幸せを運ぶ風のことなんです」と、店主の戸塚勝敏さん。妻の泰子さんと、石垣島で人気のビストロを営んでいたのだが、カレーが好評で、東京でのイベントに呼ばれるうち、東京でやってみるかということに。
注文を済ませると、まず登場するのが“フォン”。店主が毎日7〜8時間、4日間煮込んでとったもの。このフォンをカレーをはじめ、料理に使っているので、まずはそれを味わってもらいたくて、とのこと。オーブンで焼いた鶏ガラと牛スジ、よく炒めたタマネギ、ニンジン、ニンニクを合わせて煮込む。カレーに使うスパイスは9種類。鮮烈な香りの島コショウ、ピパーツが入り、パイナップルとココナッツミルクを加える南国風だ。「できる限り体に良い食材やスパイスを使って、グルテンフリーで仕上げています」。スッキリ味。体に馴染んで負担がない。これぞ、沖縄ならではの“ぬちぐすい(命の薬)”だ。