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グルマン温故知新:神泉〈neo〉20種以上のグラスワインと小皿つまみで一杯

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回は一つの料理や食材への並々ならぬ愛情で、マニアックな専門店を作り上げてしまったお店。愛の強さ=味わいに比例する!遊び心溢れるメニューを堪能せよ。

Photo: Naoki Tani / Text: Kei Sasaki

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neo(神泉)

20種以上のグラスワインと小皿つまみで一杯。

30年ほど続いたもつ焼き屋の跡地、入口の引き戸を受け継いだ店は、立ち飲みのみ、予約不可のウォークイン利用のみという気軽さ。神泉駅前の人気イタリアン〈アウレリオ〉の新店〈ネーオ〉。駅周辺はすっかり様変わりした渋谷で、円山町に残る昭和の町並みを守りながら、新しい風を吹き込む店だ。

イタリア産中心のナチュラルワインは、グラスで頼めるものが20種以上!選択肢は十分、「ワイン一杯から」と謳うが、つまみも素通りできない。季節の果物にビネガーの酸味を効かせた前菜や、チーズの塩気が後引くグリーンピースの温菜、シメにいい“チョイ盛り”パスタと、酒飲みのツボを心得ている。

ちゃきちゃき店長の稲部里沙さん、ポーカーフェイスの料理番・矢花すずさんコンビも、もはや町の顔。オーナーの大本陽介さんは「若い世代に、ナチュラルワインやイタリアンの入口を作れたら」と話すが、イタリアの味を知る大人も楽しめる。

神泉〈neo〉料理番の矢花すずさん
1995年生まれ。若いが実力派料理人にもまれて腕を磨いた矢花さん。
神泉〈neo〉店内
立って寄りかかって心地いい、高さ110㎝のカウンター

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