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グルマン温故知新:三軒茶屋〈Los Tacos Azules〉徹頭徹尾タコス!のフルコースを

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回は一つの料理や食材への並々ならぬ愛情で、マニアックな専門店を作り上げてしまったお店。愛の強さ=味わいに比例する!遊び心溢れるメニューを堪能せよ。

Photo: Hisashi Okamoto / Text: Haruka Koishihara

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Los Tacos Azules(三軒茶屋)

徹頭徹尾タコス!のフルコースを。

焼きたてのトルティーヤを「まずはそのまま」で、と差し出されスタートするタコスずくめのコースは、一品ごとに未知の味わい。舞茸の天ぷら、松茸のサルサ(ソース)など、主となる素材にもオリジナルのサルサにも、旬の素材を柔軟に組み合わせ、唯一無二の“タコスキュイジーヌ”を構築している。

オーナーシェフのマルコ・ガルシアさんは、大学時代にメキシコから語学留学で来日。料理好きが高じて、並行して料理学校へも通った。その後帰国し、縁あって著名な料理研究家が作る在来種「ブルーコーン」を使ったトルティーヤを食べて驚愕。「メキシコ人にとっても稀少なもの。これを広めたい」と、店を開いた。が、3年後「日本の食材を使ったタコスを作りたい」という思いが募り、再来日。研究を重ね、この秋夢を叶えた。

祖国の小規模農家から輸入したトウモロコシは、店で製粉。伝統的製法のトルティーヤと日本の旬の素材を融合させている。

三軒茶屋〈Los Tacos Azules〉オーナーシェフのマルコ・ガルシアさん
鉄板でトルティーヤを焼くマルコさん。背後には製粉用の機械が。
三軒茶屋〈Los Tacos Azules〉店内
店名にあるAzules=青をメインカラーにした空間。

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