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グルマン温故知新:池尻大橋〈EIFFEL〉スイーツの名手による新たなチャレンジ

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「池尻・ビストロ・ワインバー」。ナチュラルワインの確かなセレクトと、その魅力を伝えるサービスで知られる人気店・実力店の卒業生によるワインバーがオープン。店の個性を感じさせるフードにも力が入っている。

photo: Shin-ichi Yokoyama / text: Haruka Koishihara

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EIFFEL(池尻大橋)

スイーツの名手による新たなチャレンジ

松陰神社前の洋菓子店〈MERCIBAKE〉と経堂のカフェ〈CHEZ RONA〉を営むパティシエの田代翔太さん。「ワインが主役の場所を新たに」という思いから、この店を作ることに。ナチュラルワインに強い〈葡呑〉や〈ビストロシンバ〉で活躍し以前から交流のあった庄司壯伸さんと組み、1年半以上の準備期間を経て開店にこぎつけた。

3階に設えたセラーには約1,500本のストックがあるが、庄司さんは「ブドウの栽培から醸造までの実直な仕事を伝えられる生産者のワイン」を厳選。そして覚えやすい店名は「誰もが知っていて、シンプルな名前がいいな、と」と田代さん。フードメニューもシンプルだが、料理担当の髙橋風嘉さんは研究熱心でさりげなく手をかけている。そして田代さんのレシピによるデザートは、既存の2軒よりもぐっとワインコンシャスに。

1階は気軽な立ち飲みで、2階は落ち着くテーブル。気分やシチュエーションで使い分けを。

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