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グルマン温故知新:恵比寿〈co.flamingo〉イタリアを軸に、多国籍なアレンジが冴える

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「イタリアン+αの酒場」。毎週でも足を運べる気軽さと、オリジナリティの高い料理で魅了する酒場のニューフェイスが登場。恵比寿の新店はイタリアンをベースにメキシカンやエスニックをプラス。使い倒したい1軒!

photo: Shin-ichi Yokoyama / text: Mamiko Kume

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co.flamingo(恵比寿)

イタリアを軸に、多国籍なアレンジが冴える

五反田の肉イタリアン〈バガット〉、恵比寿〈フラミンゴ〉の系列店としてオープン。こちらはカジュアルダウンした酒場スタイルで、メニューは価格を抑えた小皿料理が充実する。

シェフの墳本貴亮(つかもとたかあき)さんは人気カフェブランド、大手レストランチェーンに割烹、さらに田町のモダンメキシカン〈カボス〉でも腕を磨いた経験を持つ。

「お2人で5~6品は召し上がれるよう前菜に厚みを持たせ、イタリアンなのでパスタは手打ちにこだわります」と墳本さん。例えば、スペシャリテのネギトロブルスケッタは、ブルーコーンの粉を使ったトルティーヤを生地に。

豚足とシビレはパン粉を衣にするところ、春巻きにしてスパイスで。メインの越後もち豚バラ肉のコンフィには、アサリとムール貝のソースにバイマックルー(コブミカンの葉)を「躊躇(ちゅうちょ)せずに加えます」と、多国籍なアレンジを繰り出す。

酒好きにはありがたい15時オープンで、さらに使いやすく。

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