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グルマン温故知新:高田馬場〈Biryani Tokyo〉名は体を表す、ビリヤニが主役の専門店

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「ビリヤニにニヤニヤ」。コンビニの人気商品に躍り出るほどメジャーになった「ビリヤニ」。思えば米食文化圏の日本で、インドの米料理も愛されるのは必然の感があるだけに、力を入れる店が増加中だ。いい意味でインド料理店らしからぬモダンなインテリアや器使いにもご注目を。

photo: Shin-ichi Yokoyama / text: Haruka Koishihara

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Biryani Tokyo(高田馬場)

名は体を表す、ビリヤニが主役の専門店

店が生まれるきっかけは、ユニークな出会いだった。かつてゴーストレストランを運営していたオーナーシェフのナヴィーン・クマールさん。ある日、自ら赴いた配達先で、ラヴニーシュ・バーラさんに出会う。実店舗の開業を考えていたナヴィーンさんと、そのビリヤニの味に惚れ込んだバーラさんは意気投合し、一緒に店を開くことに。

20年前に来日するまでは、インドの財閥系5ツ星ホテルチェーン〈Taj〉などで腕を振るっていたナヴィーンさん。自慢のビリヤニは多種多様なスパイスを使いつつ、一体感があり優しい味わいが特徴だ。昼はビリヤニを選べるワンプレート、夜は5種類のビリヤニを主軸に前菜とケバブのサイドメニューという構成。「とにかくビリヤニを!」という姿勢の表れだ。

広告デザインなどの事業も手がけるバーラさんがディレクションした、ポップなロゴマークや、カフェのようなインテリアにも新しい風を感じる。

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