BIANCHI(六本木)
アジアの食の豊かさを日本料理の技術で表現
六本木通りからちょっと入った路地にあるおしゃれなビルの2階。看板は見当たらず、見上げて初めて店名のネオンサインが見える。オーナーのタイ人、ビアさんの名を冠し、「ビアんち」と名づけた。
「タイ料理の奥深さ、アジアの食の豊かさを、日本料理や中国料理のニュアンスを加えながら、日本の食材を使って表現したい」とビアさん。食材へのこだわりは半端なく、生産者を訪ね、黒さつま鶏やTOKYO X(豚)など、クオリティの高いものだけを集めた。
ゆったり広がるオープンキッチンで腕を振るうのは、日本料理の名店で長年技術を磨いてきた石塚喜貴シェフ。盛り付けは美しく、食感や味わいは洗練され、繊細そのもの。サービスもスマート。
ランチは〈BIANCHI mini me〉という店名で営業。夜は、ムーピン(豚串)やパクチーサラダなど、おつまみ系も充実。タイのクラフトビールと楽しんで、ヌードルやライスで締める、がいい感じかも。