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グルマン温故知新:中目黒〈Bar Portillo DE “SAL Y AMOR”〉ツウも満足するスペイン古典料理入門バル

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回は一つの料理や食材への並々ならぬ愛情で、マニアックな専門店を作り上げてしまったお店。愛の強さ=味わいに比例する!遊び心溢れるメニューを堪能せよ。

Photo: Naoki Tani / Text: Kei Sasaki

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Bar Portillo DE “SAL Y AMOR”(中目黒)

ツウも満足するスペイン古典料理入門バル。

バルといいながらメニューに8種類もの米料理が並ぶのは、代官山の人気アロセリア(米料理専門店)〈サル イ アモール〉が母体ゆえ。通常2~3人分からのオーダーだが、毎晩19時からの1時間「本日のパエリア」を小ポーションで提供。あらかじめ小鍋で炊くのではなく、直径45㎝の鍋で炊いたものを取り分ける豪快さも味。

もちろんタパスも充実。生ハムやチョリソといったド定番から、トマトベースのサルモレホで食べるナスのフリットといったマニアックな郷土料理まで。どれもニンニクの効かせ方や塩加減がこれぞスペインな味で、シェリーが、ワインがざくざく進む。大人数ならば専用の大皿で供される6種盛り「コンビナート」をぜひ。

「ポルティージョ」はスペイン語で「入口」の意味。お一人様も立ち飲みもウェルカムの気軽なスタイルで伝統の味を広く伝えながら、コアなスペイン料理好きをも納得させる凄腕。見事。

中目黒〈Bar Portillo DE “SAL Y AMOR”〉総料理長の小林悟さん
スペイン各地での修業経験がある総料理長・小林悟さん。
中目黒〈Bar Portillo DE “SAL Y AMOR”〉店内
味だけでなく、オーナーが設計した内装もスペインの空気ムンムン。

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