ゴルフ黄金時代の“新しい古着”に魅せられて
1980年代〜90年代前半は、日本のゴルフ全盛期。バブルとも重なり、実に多くのアイテムが世に送り出されたが、ブームが下火になるとともに消えていった。ところが時を経て、かつての熱狂の余韻が残るお宝を発掘。〈NEW VINTAGE GOLF〉と謳い、新たな価値を見出した人たちが。
始めたのは、〈BEAMS GOLF〉のバイヤーを務める西脇哲さんとスタイリストの中村祐三さん。「ヴィンテージと呼ぶには浅いし、高値で取引されているわけでもない。だから“ニューヴィンテージ”。今見てもグラフィックや色使いは色褪（あ）せていないし、逆に新鮮でかっこいいものも多いんです」
ドローイングが新鮮なペーパージャケット。 
マスターズグリーンと胸のワンポイントが光るスエット。 
グローブのパッケージも郷愁を誘う。
集めに集めた“ニューヴィンテージ”は500点超！まだ実店舗はないが、オンラインで販売し、ポップアップも不定期で開催中。
中村さんの事務所に眠るお宝の数々。企業もの、MLBもの、カレッジものなど、ゴルフ大国アメリカは掘り出し物が多い。 
〈NIKE GOLF〉とシングルハンデの腕を持つことでも知られるマイケル・ジョーダンのコラボTシャツ。 
ジャンボ尾崎が手がけていたアパレルブランド〈J's〉のニットを着た中村さん。「“それどこの？”と、聞かれるとシメシメ、です（笑）」。
