バブル時代の象徴からリトリートの場へ
プレーヤーを日常から非日常へと誘う役割を担うクラブハウス。ゴルフコースの“顔”であり、かつては豪奢さを競い合ったが、サステイナビリティが問われる今、その存在意義は見直され始めている。
2021年にコースと施設の全面リニューアルを敢行した〈THE CLUB golf village〉はその好例。クラブハウスの設計は久保都島建築設計事務所に依頼。彼らが目指したのは、装飾的なデザインを排し、光のデザインによって上質な空間を創り上げること。
完成した新たな“顔”は、温かみのある木材とそれに反射する光が空間にあふれ、ゴルファーを優しく癒やす。スパやホテルも完備されているので、泊まりでゆっくり滞在するゴルフ旅にもおすすめしたい。