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“ゲーミングリビング”のある都市型シェアハウスって!?建築家・クマタイチが手掛けた、人と人を繋ぐ空間

ゲームをより快適に楽しむための空間とは?生粋のゲーム愛好家、建築家・クマタイチさんが作ったオアシス空間にお邪魔して、プレイのしやすさや居心地のよさの秘密を聞きました。

photo: Keisuke Fukamizu / text: Masae Wako

ハードだけでなくソフトから建築を考え、都内を中心に数々の居住空間や店舗を手がけているクマタイチさん。クマさんの自室もあるシェアハウス〈SHAREtenjincho〉の最上階には、住人たちが料理や食事をしたりくつろいだりするシェアリビングが広がっている。

ところがある日、誰かがテレビスペースにゲームを置き、コントローラーだけ持って集まる住人が出現。いつの間にか「ゲーミングリビング」へと変化した。

この日の参加者は建築家2名とエンジニアとミュージシャン。「やっぱマリオカート?」「だよね」──。

「みんなで集まってパーティゲームしよう!みたいなノリじゃないのがいいんです。なんとなく始まって、いつ参加してもどのタイミングで抜けてもいいドライな場。ご飯を食べながら観戦するだけの人もいます」

建築家・クマタイチのゲーム部屋
クマさんの自室。「一人の時はひたすらスマホゲーム。ポケモンが好き」。
建築家・クマタイチのゲーム部屋
シェアリビングとつながる共有キッチンダイニング。

クマさんいわく、ゲームはハードルの低いコミュニケーションツール。
「ゲームをしながらだと、近況報告も深い話も、さらっと言えちゃったりする。何もしゃべらなくても気まずくないし、外国の人ともコミュニケーションしやすいんです」

そんなクマさんの仕事にも、ゲームは影響を与えているのだろうか?
「子供の頃からゲーム三昧だったから、物語性のある建築やみんなが参加しやすい空間が好きなところは関係しているのかも。例えばマリオって、ゲーム自体は単純ですが、マリオという“人を巻き込む顔”があるから面白い。建築でも人を動かし、人と人、人と街をつなぐには、そういう顔が必要かと思います」

建築家・クマタイチのゲーム部屋
クマさんが手がけた9階建てシェアハウスは2020年竣工。バーチ材のベンチを造り付けたシェアリビングが住人のゲームスペース。その場にいる人が自然と始めることもあるし、声をかけ合い集まる日も。このリビングを機にゲーム熱が再燃した住人もいる。