“経験”頼りは通用しない。自分のアップデートが必須の時代です(自戒)
BRUTUSがビジネススキルの特集をするというと意外に思われる方もいるかもしれませんが、じつはちょいちょいやっているんです。
個人的な話でいうと、2009年に私がBRUTUSに移動してきて最初に担当したのが「真似のできない仕事術」という特集でした(ちなみに、この号は雑誌では珍しい増刷になるほど売れました)。
当時、まだ30代前半だった私にとっては、さまざまな業界の一線で活躍されている方々の独自の仕事術は、“真似のできない”と言いつつも、自分のテキトーな仕事の仕方に少なからずポジティブな影響を与えてくれるものでした。
しかし、それから十数年。同じ部署に居座り続けたということもあるのでしょうが、“経験”頼りで乗り切ってきたような自覚があり、ビジネス書の類もあまり読まないようになっていたと思います。自分の知識・技術・スタイルに対して「これで良し」としてしまっていたところがあるような。
でも、明らかに社会の方は変わっていますよね。
ITの進化により仕事の種類も劇的に変わってくるし、働き方自体も多様化。そもそも人生100年時代とかいって、長くなる活動期間を今までの方法論だけで切り抜けていくなんてのが、土台無理な話なのです。
そんなわけでの「大人になっても学びたい!」のリスキリング特集です。
ちょっと忘れかけてたところもありますが、新しい何かを学ぶことって、本来とても楽しいことですよね。
それに、特集で取り上げるスキルは、じつはビジネスシーンばかりではなく、ふだんの生活に大いに活かせるものばかりです。
ということで、今回の10組のプロフェッショナルから学んだビジネススキルの話の中から、個人的に目ウロコで、今日から使ったろと思ったトピックについて3つチョイスしてみました。
・本来、コミュニケーションは“しんどい”ものである。(野口聡一「多様性時代のコミュニケーション術」より)
・最初に結論の決め方を決める。(岩瀬大輔「YES!と言わせる進化系『ハーバード流交渉術』」より)
・英語はネイティブに習うな!(高野秀行「超実践的『ブリコラージュ』外国語学習法」より)
詳細は本誌でご覧ください。