食わず嫌いでした
ブルータスで一冊ゴルフ、は実に38年ぶり。もはや「初めてと言わせてください」という気持ちで作りはじめたこの特集。キックオフ当初、かくいう自分はズバリ、超初心者でした。なんなら、週末になるとSNSに上がる楽しげな先輩ゴルファーの写真横目に、食わず嫌いしてました。
が、沸々と盛り上がる昨今のゴルフブームを無視できていなかったのも事実で。リサーチを始め、クラブを握り、プロフェッショナルに囲まれながら取材を進めると、ずぶずぶとハマっている自分が。何より、撮影で出演いただいた方々がもれなく楽しそうにゴルフしている姿を見て、やらない理由はなくなりました。特集でもフォーカスしているように、設計、クラフト、建築、ファッション、スケートボード、ヒップホップと、本誌読者なら必ずやグッとくる文化と、ゴルフは密接です。
巻頭ではそんなゴルフカルチャーの新たな発信地、カリフォルニアに向かいました。
それに、PGAツアーやLIVゴルフに代表されるプロゴルフもまさに世紀の転換期。「観るゴルフ」にも備えておきたいところで、特集では最注目の選手や生きるレジェンド、タイガー・ウッズも掘り下げています。
食わず嫌いはやめて、初心者も愛好家の方にも手に取ってもらえると嬉しいです。