Drink

Drink

飲む

「いまこそ、カクテル。」編集後記:東京のネクストバーは、ちょっと意外なところに

2023年6月1日発売 No.986「いまこそ、カクテル。」を担当した編集者がしたためる編集後記。

連載一覧へ

東京のネクストバーは、ちょっと意外なところに

日本を代表するバーテンダーが、さながらトップDJのように世界を駆け巡るようになった時代。では、次の東京のバーシーンを担うのはどんな店だろう?と、注目の4店を紹介したのが「東京ネクストバー」企画です。

キュレーターを招いてアートとカクテルを提案するバー、銭湯向かいで酒の間口を広げる角打ちバー、多彩なジンカクテルでもてなすスピークイージー式バー、お客とカクテルコンペも開催してしまう“手数”の多さが光るバー。いずれも「ネクストバー」たるゆえんのある店ですが、代田、蔵前、高田馬場、小岩と、都心からちょっと離れたロケーションも特徴です。近隣の銭湯やバーを巻き込みながらお客の目的地となって、カルチャーの発信地にもなっています。

個人的にプッシュしたいのは〈素揚げや〉で素揚げとレモンサワーを堪能し、ジン専門の〈Bar Soutsu〉経由で〈WunderBar Ars〉のアブサンを引っ掛け、向かいのネクストバー〈Cocktail Bar Raven〉の創作カクテルで〆る小岩プラン。すべて、本誌に登場するお店です。ぜひ手に取ってみて、実際に訪れてみてください。

小岩 Cocktail Bar Ravenのカクテルの数々
小岩〈Cocktail Bar Raven〉の撮影時、ざっと試飲させてもらったカクテルの数々。牡蠣とカシャッサを合わせた「貝ピリーニャ」など、レシピもネーミングも創作的。

連載一覧へ