暮らしのプロ16組の“住まいの答え”
暮らし方を自らの意志で選ぶこと、そして、より良いものに変えてゆくこと。言葉にしてしまえば平凡ですが、実は簡単なことではないのかもしれません。側から見れば“スタイルがある”家も、そこには住み手が“住まい”とどれだけ向かい合っているか、という時間の蓄積が出てきます。
15回目を迎えた居住空間学。今回もそんな“暮らしのプロ”とでもいうべき方々のご自宅にお邪魔し、あれやこれやと質問攻めのような状態に。ただし目線はいつだって住み手の目線で。なぜテーブルをここに置くのか、キッチンに椅子が多いのはなぜか、ベッドルームを木々が見える場所にしたのはなぜか。
今回訪れた住み手の方々は、全ての質問にスパッと明確な答えを差し出してくれました。それは毎日毎日、暮らしを考えているからに違いないのです。それは当たり前のことかもしれないけれど、今一度立ち直ってみたい原点のような気もしています。特集を終えて、私も自宅のレイアウトを考え直そうかなと、日々頭を捻っています。