数多ある仕事のなかでも、机を前にする時間が最も長い職業の1つ、「漫画家」。今回の特集では、レジェンド級作家である江口寿史さん・五十嵐大介さんの机を見せていただきました。
線画のみアナログで着色はPCで行う江口さん、完全アナログの五十嵐さんとスタイルは異なりますが、共通していたのは「作業ごとに場所を分ける」こと。アナログ作業はこの机、カラーの塗りはあちらの机……と、身体を移動させるとともにモードを切り替えていました。江口さんは、3つある机それぞれに別の眼鏡を置き、作業ごとにかけ替えているのだとか。
また、一番長い時間使う机の周りに資料や画材を置くコックピット的な配置も共通の要素でした。一般的な仕事机よりかなり低い机と座椅子のセットで原稿を執筆する五十嵐さんは、「床にも資料を置くので、すぐ手に取れる高さのほうが作業しやすい」と語ります。
誌面には、描きかけの生原稿や愛用のペンなど、貴重な写真が多数掲載。ぜひすみずみまで眺め、工夫を発見してみてください。
付録小冊子のカタログ「いま欲しい机と小物、46選」も、担当テーマです。スタイリスト川合将人さん厳選アイテムを掲載しています。まったく偶然なのですが、おすすめのデスク周辺小物として紹介したペーパーウェイトとまったく同じものが、五十嵐大介さんのご自宅にも置いてありました!
こちらは、WITHBRUTUSの読者プレゼント対象商品にもなっています。気になった方はこちらへ。