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「ナチュラルワイン、どう選ぶ?」特集 編集後記:18年目のナチュラルワイン

2022年5月16日発売 No.962「ナチュラルワイン、どう選ぶ?」を担当した編集者がしたためる編集後記。


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『BRUTUS』って、実は、かつてはよくワイン特集をやっていた雑誌なんです。(昔から読んでいたよ、という方はご存知かも)。90年代終わり頃のワインブームの時代では、名だたるフレンチのソムリエがたくさん登場して、きらびやかに銘醸ワインを紹介していました。

一方で、実は「自然派ワイン」にはずっと注目してきました。最初は2004年の特集「ワインブーム復活宣言」。フランスのボージョレへ “自然派ワインの父” マルセル・ラピエールを訪ねて、巻頭で紹介しています。

こういうワインが居酒屋や中華などで気楽に飲めるように、という特集「いつでもどこでもワイン好き」(2005年)。RMシャンパンと自然派を軸にした「ワインの教科書」(2006年)と続き、特集「おいしい酒場」(2011年)では、とうとう自然派ワインのボトルが表紙になりました。

そんな『BRUTUS』で、久々のワイン特集です。18年前の「自然派ワイン」から「ナチュラルワイン」に、呼び名は変わりましたが本質は同じ。やっぱりワインは人です。多くの証言者に会ってきました。その声に、耳を傾けてみてください。

岡山でワインをつくり出す、大岡弘武さんの古い倉庫を改装したワイナリー
フランスから日本に帰国し、岡山で注目のワインを次々とつくり出す、大岡弘武さん。古い倉庫を改装したワイナリーはちょっとボロいですが、弘法筆を選ばず、とはこのこと。

渡辺泰介(本誌担当編集)

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