コロナ禍が長引き、鬱々とする状況は続いていますが、新しいことをするモチベーションが落ちていくことが一番良くないこと。編集者という仕事をする身として、自分にも言い聞かせるように今回の特集に取り組みました。とにかく「はじめる」と思うことが、まずは大切!
この特集で、趣味、仕事、暮らし方など、50のはじめ方をカタログ形式で紹介する中に、個人的にはじめたいと思っていることも企画にねじ込み、自分ごととして取材してきました(「もてなし料理のはじめ方」で教わったせいろレシピはさっそく活用しています)。
そして今回のコンテンツの一つとして、「はじめる」達人の誰かにインタビューをしたいと考えたときに、頭に浮かんだのが片岡鶴太郎さんでした。元々はコメディアンとしてお茶の間のスターだったわけですが、ボクシング、墨彩画、ヨガと、次々に新しいジャンルへ挑戦。しかも、どれもとことん極める徹底ぶり。今でもヨガは生活の核になっていて、毎日17時頃に寝て(!)、22時には起床(!!)、そこから5時間ヨガを(!!!)、って、常人ではありません。
真似できるレベルではありませんが、インタビューに活き活きと答えてくださる姿を見るに、新しくはじめてきたことすべてが、鶴太郎さんのエネルギーになっていることを確信した次第。
そして、いま鶴太郎さんが新たに興味を持って取り組んでいることの話もカッコいいです。誌面でご覧ください。何かをはじめるのに、年齢は関係ないですね。
中西 剛(本誌担当編集)