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「それでも欲しい時計、どれですか?」編集後記:機械の時計を作り続ける、という意味

2024年11月1日発売 No.1019「それでも欲しい時計、どれですか?」を担当した編集者がしたためる編集後記。

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機械の時計

時計ファンならご存知の通り、時計産業の中心都市スイス・ジュネーヴでは「WATCHES & WONDERS」(ウォッチズ&ワンダーズ)という巨大な国際見本市が毎年、春頃に開かれています。錚々たるメゾンが巨大なブースを構えて、1週間ほどの会期中にその年の新作をずらりと披露。ブルータスもその現地取材から、今回の特集リサーチが始まりました。

スマートフォンやスマートウォッチが当たり前の時代に、多くのプロたちが機械式時計へこんなにも熱く情熱と資本を注ぎ込み、新作を送り出している。100年前から積み重なる創意工夫の延長線上に、今年の新作の一本もある。そんな時間軸を実感できる期間です。さて来年はどんな一本に出会えて、誌面でもご紹介できるか、今から楽しみです。

世界中からさまざまなメディアも集合。アンバサダーやセレブ、顧客も入り交じっての1週間に。
No.1019「それでも欲しい時計、どれですか?」ポップアップバナー

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