猫と生きるということは……
常々語られることではありますが、猫を飼うということは、命を預かるということ。人間と同じように、猫が病気になれば病院に連れて行き、看病をし、災害が起これば一緒に避難する。人間より寿命も短いから、看取る覚悟もしておかなくてはなりません。その責任を思うと、今の自分にはとても飼えない、と保護猫施設などでも仔猫を連れて帰りたい気持ちをグッと抑えました。
猫と生きるということについて、経験者の言葉を通して知る、今号には、そんなコンテンツも含まれています。そして、今号の表紙は、15歳のチョビ。料理家の麻生要一郎さんの愛猫です。12年前、麻生さんが当時住んでいた新島から本州に戻ってくる時に、一緒に来たそうです。
麻生さんには、ミュージシャンの坂本美雨さんに、愛猫のサバ美を介護し・看取った経験を話していただくにあたり、対談のお相手としてご登場頂きました。表紙は、坂本さんが抱きしめていたチョビをフォトグラファーの木寺紀雄さんが撮影してくださったものです。お二人の対談の様子、ぜひ本誌でご覧ください。