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「おいしいコーヒーのガイドブック。」編集後記:今日もどこかでコーヒーショップと出会って、別れて、また出会う

2024年9月2日発売 No.1015「おいしいコーヒーのガイドブック。」を担当した編集者がしたためる編集後記。

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今日もどこかでコーヒーショップと出会って、別れて、また出会う

2024年9月最新版選りすぐりのコーヒーショップ&ロースターが52軒掲載されています。

私ごとですが、今号がBRUTUS初担当。編集部に入ってまず驚いたのは“現場主義”の徹底ぶり。いち読者だった頃の想像を遥かに超える、リサーチ・リサーチ・またリサーチの毎日。もちろん、足で稼ぎます。「今日は世田谷線」「明日は小田急線」という感じの要領で、気になるショップにひたすら出向く夏でした。

ロケハンで降りた駅でお目当てのショップへ行く途中に気になるお店を発見したり、後半になると街中で工事中のお店らしきものを見つけると「新しいコーヒーショップじゃないかしら!?」と検索をかけオープンの日まで調べ上げるように……。またある時には「ものすごく紹介したい!」と思ったお店が「来週には閉店するんですよ」なんてことも。いろんな出会い(と時々別れ)の上に一冊が出来上がっていることを実感。

でも、「たくさんリサーチしたんだから!」というのはあくまでこちらの都合。読者のみなさんに楽しんでいただけるように、という気持ちを第一にそんな素敵な出会いをあれやこれやとこねくりまわしてとびきりの一冊を作りました。どうぞ、「あぁこれリサーチ大変だったんだろうな」などはお気になさらず(笑)楽しんでいただけたら幸いです。

西麻布の路地裏のコーヒー屋さん
西麻布の路地裏の、ふるーい一軒家の2階で冷房もなく一人もくもくとコーヒーを淹れる中国人マスターのお店。「雑誌で取材していいですか?」と聞くと「来週には閉店して、次お店を出せる場所を探す。そういうスタイルで生きてきたんだ」とのこと。次回のコーヒー特集で再会したい!
おいしいコーヒーのガイドブック。 バナー

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