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「夏は、SF。」編集後記:SFの解釈は無限に広がっています

2024年7月1日発売 No.1011「夏は、SF。」を担当した編集者がしたためる編集後記。

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SFの解釈は無限に広がっています

『ドラえもん』『ブラッシュアップライフ』『スプラトゥーン』……。これらの作品をSFとして観たことはありますか?私自身、今まで“SF”というジャンルを意識して物語を観てきてはいませんでした。でも、普段から自分が触れている漫画やゲームの設定も、よくよく考えてみるとSFなのでは?と気づいたのです。

漠然と、宇宙的壮大さのある作品が浮かびがちですが、日常を舞台としていても、『ドラえもん』のように普通では起こり得ない事象を描いている作品はたくさんあります。本誌では「これってSF?」を議題にした識者たちの座談会に始まり、よりライトにSFを楽しんでもらうため、さまざまな角度からSF的想像力を刺激するトピックを取り上げています。

特集の制作を進めつつ、代官山の蔦屋書店で開催されていた『SFカーニバル』にも足を運びました。そこで想像以上の大盛況ぶりに驚き。SF作家たちによるサイン会の列が建物を囲み、トークイベントも満員。ファン垂涎のイベントでした。年に一回開催されているので、ぜひ来年、行ってみてください。

今回の特集に登場する作品の数は400。中にはこれもSFだったのか!と初めて気づくものもあるはず。気になる作品を見つけて、この夏はSFで目覚めましょう!

SFカーニバルのトロフィー
『SFカーニバル』と同日に開催された「日本SF大賞」の贈賞式にもお邪魔しました。今年からトロフィーが3Dプリンタ製に変わったそう。
夏は、SF。 バナー

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