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「GOOD STYLE for Mr.BRUTUS 春のスタンダード。2024 S/S」編集後記:皆さんの「春のスタンダード」は何ですか?

2024年3月15日発売 No.1004「GOOD STYLE for Mr.BRUTUS 春のスタンダード。2024 S/S」を担当した編集者がしたためる編集後記。

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皆さんの「春のスタンダード」は何ですか?

ブルータスのファッション特大号は「GOOD STYLE for Mr.BRUTUS かっこいい大人をつくる。」をキーワードにかかげて4シーズン目になりますが、今回は「春のスタンダード」をテーマに、2024年春夏の大人のスタイルを考えています。

ひとことで「スタンダード」と言っても、人それぞれ実にたくさんの解釈や考え方があり、編集をしていて「なるほど~」と感心(というか感動?)してしまう瞬間が、多々ありました。

たとえば、『パリの3人』という企画で、パリの雑誌『l'étiquette』の中心メンバー、マーク・ボウジェ、バジル・カディリー、ゴーティエ・ボルサレロの3氏に取材をした際に聞いたこと。最近また注目されているフレンチトラッドやフレンチアイビー的な着こなしについて質問をしたところ、このような答えがありました。

「(今日の自分の服装も)定番的なFRENCH IVYだと思うのですが、これは流行よりもフランスの文化に根付くものなので、FRENCH HIGH VIE(上質な人生)だと、私は解釈しているんです」(マーク・ボウジェ氏)

FRENCH IVYとは、FRENCH HIGH VIEでもあった!この答えに私は感動し、シビれてしまいました。自分が思いもしない経験や発見があるのが、この仕事、編集の醍醐味です。「春のスタンダード」特集にはそういうものがたくさん詰まっていますので、ぜひ楽しんでください。

ところで、皆さんにとっての「春のスタンダード」はどのようなものですか?

マーク・ボウジェ、バジル・カディリー、ゴーティエ・ボルサレロ
雑誌『l'étiquette』のお3方、今回も素敵なお話をありがとうございました。写真/Alexandre Tabaste

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