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「人生最高のお買いもの。」編集後記:人生最高のお買いものは、「あしたのベストバイ」で

2024年1月11日発売 No.1000「人生最高のお買いもの。」を担当した編集者がしたためる編集後記。

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人生最高のお買いものは、「あしたのベストバイ」で

人生最高のお買いもの、すなわち人生のベストバイといえるものを尋ねていったブルータス1000号目の特集。それと呼応するように立ち上がった企画が「あしたのベストバイ」です。これから先、誰かにとってのベストバイとなるものをテーマに、沢山の方にオンラインでショップを立ち上げ、モノやコトを販売してもらいました。食品、日用品からブルータスになぞらえられたものや、夢の小屋、短編映画の出演権のようなとっておきまで。

商品との出会いは特設サイトで直感的に楽しめる仕様になっているので、あれこれ触ってみてください。本誌のブックインブックでも、その一部商品ができるまでのストーリーを紹介しています。

今回は正直、(雑誌と違う)商品を売ることがこれほど大変なのかと思い知りました。損益計算、在庫管理、法律遵守……慣れている人にとっては当たり前なのでしょうが。あらためて、あらゆる売り手の方々にも感謝する特集になりました。

ちなみに自分のベストバイはというと、今日時点で思い当たるのは〈THOM BROWNE〉の眼鏡、ですかね。大学の入学で上京してすぐの2014年春、直営の青山店で購入した品。当時、シンプルなボストンのツーブリッジが新鮮で、先セルのさりげないトリコロールも程よくて、思わずバイト代を叩いたのでした。以来、年に1本眼鏡は買い足しているものの、なんだかんだいつも手が伸びるのはこれ。

でも、明日には変わっているような予感も。これから自分の「人生最高」が更新されるのも楽しみです。

〈THOM BROWNE〉の眼鏡
もっとも身近という意味でもベスト。去年10月、青山店の開店10周年のタイミングでトム・ブラウン氏本人に仕事で出会えたのも感慨深い出来事でした。

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