Q:人はなぜ占いが好き?
A:誰もが未来を知りたいと思っています。
それぞれの生き方と生活があり、年を重ねるごとに望みも変わる。その望みが叶えられるかどうか、みな興味があるわけです。特に女性が占いを好むのは、幸せを得ることに対する願望が強いから。どちらかというと男性が攻め手、女性が受け手という立場の違いもあるでしょう。また、どんな結果が出るのか、“待つ”という意識によって、夢も膨らみますよね。つまり占いにロマンを見ている人も多いと思います。(日本占術協会・福田有宵会長)
Q:経営者には
占い好きが多いと聞くが?
A:経営者など大きな責任を背負っている人、努力だけではどうにもならない人たちは占いを活用する傾向があると思います。
スポーツ選手のように、頑張っても勝てない、ゲンを担いででも結果を出したい人たちもそう。今後占いが実戦で使えるものだという理解が広がれば、経営者クラスに限らず、一般的にもさらに受け入れられる時代が来るのではないでしょうか。(ザッパラス・長谷川晃一さん)
Q:近年の占い界の流れとは?
A:占い師といえば、人生経験の深い父母的な人、重鎮のイメージが大きかったですが、石井ゆかりさんや鏡リュウジさんのように作家的な方々の登場で流れが変わってきました。
今はSNSの浸透も相まって、文章の表現力が豊かな人が人気ですね。対話も多様化してテキストでの表現力の価値も上がってきています。父母的な厳しい先生に叱られたかった時代から、肯定されたい、寄り添われたい時代になってきたのではと。同じ方向を見てほしい、みんなで成長しましょう、というような世の中の風潮も関係しているかもしれませんね。(ザッパラス・小楠裕彦さん)