柔らかさと瑞々しさを兼ね備えた色使い。
店主の松本恭枝さんは雑貨の仕事をするうちに、その場を完成させる植物の力に惹かれ花の世界へ入った人。器やキッチン用品など花器以外も積極的に使ったディスプレイと、白やニュアンスカラー、そしてグリーンという色の取り合わせにファンも多い人気店だ。
落ち着いたトーンの花束もまた、静かな個性を放っている。「大切にしているのは季節感。違う時季のものを組み合わせたり、夏の花を冬に使ったりはしません」。季節を取り込んだ花束は、シックであると同時に瑞々しさを感じさせる仕上がりとなっている。