ガラスの花器に花が浮かぶ、ミニマムな空間。
「作りたかったのは旬の香りと質感、植物の熱量を大切にした、オートクチュールのフラワーショップ」と店主の福島由桂さん。3代続く生花店に生まれ、ドイツのフラワーデザインを学び経験を重ね、2020年5月に独立。
水分量と温度管理により、香りのポテンシャルを最大限に引き出した植物で作る花束は、驚くほど印象的に五感を刺激する。花束自体が自立する束ね方も大きな特徴。「スパイラルに組んだ植物は機能的で、さらに生長します」。花束になってもなお、香り伸びゆく姿はまさに“育つブーケ”。