ハーブや野の花に、都会的な花を交えて。
「生まれ育ったのは京都府の南部で、自然溢れるのどかな土地でした」と平松朋子さん。高校生で花の世界を志し、一筋に技を磨いてきた。独立は2012年。野の花を摘んだような素朴さの中に、モダンな花を織り交ぜるのが平松さんらしさだ。
「カモミールのような小花も、ランやアマリリスのような凜とした花も、両方好きなんです。色はグリーンやボルドーをつい選んでしまう。そこに白を効かせるアレンジも好みです」。根底にある京都の自然と、今の拠点である東京の空気が、絶妙なバランスで交差している。