知らず知らず個性になっていたモノクロ、英字、イラスト
意味や内容は気にせず、ぱっと見て直感で惹かれるTシャツを手に取ります。昔着ていた英字Tシャツは、翻訳家の柴田元幸さんに「f**kって書いてあるよ」と優しくツッコまれるまで気づかなかったくらいデザイン自体を見ているんです。これは無意識でしたが、色はモノクロで、英字とイラストの組み合わせのものばかり選んでいました。
長年着ている画家の五木田智央さんがアートワークを手がけた〈TACOMA FUJI RECORDS〉のこのTシャツはまさにですね。展示に合わせて自分の絵のTシャツを作る際も、やはり同じ構成要素です。Tシャツって、こだわりを持たずに選べる気楽なものがゆえに、知らぬうちに個性や本音、素が出てしまうものなのかもしれないですね。
