人気の一枚より、誰も探さないワルの二枚目に憧れる
撃つ時に「パパパパッ」と軽い発砲音で、シカゴのマフィアが愛用した「シカゴ・タイプライター」と呼ばれるマシンガンがあるんですけど。それを構えているものだったり、彼らが身内を消す時に秘密裏に仕事を請け負った「マーダー・インク」のバグジー・シーゲルだったり。これらは90年代に『AKIRA』Tシャツを作っていた〈Fashion Victim〉がデザインしたもの。
集めている人と会ったこともなく、着ている人を見たこともない。この「パブリック・エネミー・ナンバーワン」のジョン・デリンジャーが最初の一枚。入口は映画ですかね。格好いいなと。善良な人間ほど(笑)、本物のワルに憧れるというか。北野武よりクエンティン・タランティーノの気持ちに近い気がします。
