ただのなんでもないようなTシャツですが、僕にとっては大事な仕事着なんです
このTシャツはフリマで300円で買いました。もう少し高かったんですけど、フリマなので安くしてもらいました。東京に出てきた頃は頑張って下北沢なんかに行っていましたが、そういうのも疲れちゃって、今では古物の仕入れついでにTシャツや服を買っています。
全国どこにでも仕入れに行くのですが、業者さんに覚えてもらわないと仕事もあがったりなので、必ず黒いTシャツに黒いパンツで訪ねています。うちのギャラリーで扱う作家さんに会いに行く際もそうで、だいたい彼らは山間部にいるので、そういう場所へは泥まみれオッケーの格好で行くんです。同じ目線を持てないと話も弾みませんしね。
ただ、夏になると黒は暑すぎるので、光を集めない色に替えています。まあ、この話も缶コーヒーみたいなもので、深くはないです。でも、缶コーヒーなんてと思われるかもしれませんが、僕は自販機で買った缶コーヒーを一緒に飲む方が、人と近くなれるし、何か物語が生まれるような気がしています。
