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Tシャツには人が出る。〈opnner〉オーナー・岩谷香穂

たかがTシャツ、されどTシャツ。Tシャツは、一枚一枚が持ち主の人生を雄弁に物語るものだ。〈opnner〉オーナー・岩谷香穂さんにお気に入りのTシャツを教えてもらいました。

text: Ryota Mukai

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フィット感を大切にしたらキッズサイズ。そのきっかけの一枚

「ちっちゃいの買ってもうた……」と正直初めは着られるか心配でした(笑)。ヘアメイクアップアーティストの山本りさ子さんが直接ペイントした一枚で、大好きな蝶がモチーフになっていたので一目惚れして。2018年頃の話です。

触り心地がいいので、気分を選ばずに着られるし、着るうちにだんだん体にも馴染んでくる。それに経年変化でペイントが濃くなっていくのも面白くて。きっと濃い色に薄いアクリルを重ね塗りしていて、洗うたびに濃い部分が表に出てきているのだと思います。

そして気がつけばバンクーバー留学に持ってきた4枚のうちの1枚に。最近は、古着屋に行けばキッズコーナーへ。自分にピッタリのサイズを見つけるのが楽しみの一つです。

〈ヘインズ〉のTシャツ
ボディは〈ヘインズ〉。Tシャツ選びにはフィット感だけでなく、動きやすさも重視。ポイントは肩幅のサイズ感と袖周りの大きさだという。

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