サウナカーを特注!タナカカツキ、池田晶紀、米田行孝、サウナ好き3人のスペシャルな旅

日本サウナ・スパ協会公認のサウナ大使でもあるマンガ家のタナカカツキさんに、1日2回、朝晩のサウナを欠かさない写真家の池田晶紀さん。そんな2人と、サウナ施設〈ウェルビー〉オーナーの米田行孝さんが、手に入れたばかりの今最もアツいクルマ「サウナトースター」を引き連れて湖畔を訪れた。スペシャルなサウナ旅を思い立った3人の話に耳を傾けると……。

Photo: Kazue Kawase / Text: Junya Hirokawa

池田晶紀

わー。

タナカカツキ

ついにできたね、サウナトースター。ドライブの途中にいつでも入れるし、新しいサウナにかなうものはない。森にいるみたいに、木のいい匂いがして。

米田行孝

日本初のサウナカーを特注で造ってもらいました。海外だとバスとか船、電話ボックスを改造した変わり種が結構ある。持ち運びできるサウナテントは持ってるけど、これはクルマで引っ張れて、旅先でサウナに入れます。

池田

日本だとサウナと水風呂に交互に浸かって“ととのう”けど、発祥の地・フィンランドだと、水風呂じゃなくて湖が正式なんですよね。カツキさんのサウナ漫画『サ道』にも描いてありました。

タナカ

日本のサウナ文化って、独自の進化を遂げてますよね。サウナ室にテレビがあるし、サウナを出てビールを飲んで語り合う。まるで、エンターテインメント。

米田

北欧だと、スパやエステみたいな感覚で女性客も多いです。隣の美女は、リトアニアから来たウィスキングマイスター。この木の枝で、バシバシ叩いてくれる。

池田

サウナは自然との融合でもあって、最初に入った時、体の中を風が通り抜ける感じがしてびっくりした。カツキさん、サウナトースターでどこ行きたいですか?

タナカ

やっぱり湖畔かな。自然に抱かれるのがフィンランド式で、サウナの原点。思い立って旅に出て、そこにサウナがあれば大満足。熱さと冷たさに意識が陶酔するサウナ自体が旅みたいなものだけど。

タナカカツキ、池田晶紀、米田行孝
サウナトースターは、普通自動車で牽引可能。湖畔に止めれば、サウナと湖に交互に入って体を“ととのえる”、本場フィンランドの入浴法を堪能できる。左から写真家の池田晶紀さん、サウナ大使でもあるマンガ家のタナカカツキさん、サウナ施設〈ウェルビー〉オーナーの米田行孝さん、ウィスキングマイスターのヴィクトリア・ブセルテさん