池田晶紀
わー。
タナカカツキ
ついにできたね、サウナトースター。ドライブの途中にいつでも入れるし、新しいサウナにかなうものはない。森にいるみたいに、木のいい匂いがして。
米田行孝
日本初のサウナカーを特注で造ってもらいました。海外だとバスとか船、電話ボックスを改造した変わり種が結構ある。持ち運びできるサウナテントは持ってるけど、これはクルマで引っ張れて、旅先でサウナに入れます。
池田
日本だとサウナと水風呂に交互に浸かって“ととのう”けど、発祥の地・フィンランドだと、水風呂じゃなくて湖が正式なんですよね。カツキさんのサウナ漫画『サ道』にも描いてありました。
タナカ
日本のサウナ文化って、独自の進化を遂げてますよね。サウナ室にテレビがあるし、サウナを出てビールを飲んで語り合う。まるで、エンターテインメント。
米田
北欧だと、スパやエステみたいな感覚で女性客も多いです。隣の美女は、リトアニアから来たウィスキングマイスター。この木の枝で、バシバシ叩いてくれる。
池田
サウナは自然との融合でもあって、最初に入った時、体の中を風が通り抜ける感じがしてびっくりした。カツキさん、サウナトースターでどこ行きたいですか?
タナカ
やっぱり湖畔かな。自然に抱かれるのがフィンランド式で、サウナの原点。思い立って旅に出て、そこにサウナがあれば大満足。熱さと冷たさに意識が陶酔するサウナ自体が旅みたいなものだけど。