山田遊
「メジャーとボード」
意外性のあるアイテムを探し出す醍醐味。
シンプルでスタイリッシュ、それでいて機能性も兼ね備えている。そんな文房具を常に探しています。例えば、〈スティッチアンドソー〉のボードはマグネット式のブロックと組み合わせることでクリップボードになる優れもの。ブロックの色や形を替えれば、気分も変わる。
仕事柄、いつも持ち歩いているメジャーなら〈アルテック〉を。コンパクトなのに、3mの長さのあるアルミ製で、引き出すと自動で止まるオートロック機能もついている。いいプロダクトだと思います。
KREVA
「テープとマーカー」
使い勝手のよさから、スタジオでも愛用しています。
ワザアリテープに出会ったのは、いつも行く文具コーナーで。キッチン用に作られたフィルムテープなので、最初はメーカーの推奨通り、冷蔵庫内の整理に使っていました。しかし、使い勝手のよさ、「小型養生テープ」とでも言うべき便利さから、スタジオ用に追加で購入。
小さく切って目印として機材に貼ったり、備品を収納するケースやハードディスクに中身がわかるよう書いて貼ったりと大変役立っています。このテープ専用のワザアリマーカーの書き心地もいいですよ。
寺田尚樹
「カッターとメカニカルペンシル」
機能とデザインにストレスのない、道具としての文房具。
〈NTカッター〉のプロ繊細30°カッターは、刃先が一般的な60度に比べて鋭角な30度。ホルダーが最小限のサイズなので、刃を直接持って作業しているような高い操作性が気に入っています。
ロットリング 600 メカニカルペンシルは、適度な重量感が生む安定した書き心地が魅力。10本以上持っていて、0.35㎜、0.5㎜、0.7㎜を使い分けています。手に当たるのが嫌で、クリップは外してしまいますけどね(笑)。気づけば、カッターもペンももう30年以上愛用しています。
加藤匡毅
「マーカーとペンホルダー」
ロングライフでリフィルできる文房具を選ぶ。
文房具選びで大切にしているのは、重量感とロングライフの2つ。10代から愛用している〈コピック〉のマーカーの中には、ペン先やインクを交換しながら、20年近く使っているものも。ペン先の使い方次第で太い線も細い線も描けるうえ、均質に塗り重ねられるのがいいんです。
一方、〈イロセ〉のアコーディングペンホルダーは、折り畳んだ時と広げた時の印象が違うのが面白い。スエードなのに芯材もなく自立するなど、機能と意匠が一体化したデザインも気に入っています。
阿部伸二
「ペンシルホルダーとシャープナー」
鉛筆を3㎝になるまで使い切れる補助軸です。
職業柄、画材が好きですね。中でも自慢したいのは、〈リラ〉のペンシルホルダー(鉛筆補助軸)。一般的なものに比べて、鉛筆がしっかり固定されるので、正確な線を描くことができるんです。色は4色ありますが、僕は紙に色がつかないようナチュラルを使っています。
鉛筆削りは、〈ステッドラー〉を愛用。手に持った時のホールド感がいいので、鉛筆を楽に回せるし、芯先もキレイな円錐形になる。蓋付きは出先などでスケッチする際に持ち運べるので楽なんですよね。