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フードジャーナリストが選ぶおすすめシュークリーム〜全国編〜

古今東西のおいしいものを知り尽くしたフードジャーナリスト6人が、お気に入りの逸品をセレクト!キュートな形をした生地の中に、甘いクリームがたっぷり詰まったシュークリーム。皮のテクスチャーや、食感&風味のアクセントになるナッツ類がクリームの旨さを引き立てる。

Photo: Kunihiro Fukumori, Ryo Arai, Makoto Iwanami, Seiji Ueda / Text: Yuki Konishi, Sachiko Ishizaki, Mako Yamato, Miho Inada, Tomoko Ikuno / Edit: Ai Sakamoto

セルクルファクトリー(札幌/北海道)

〈セルクルファクトリー〉シューセルクル
小西由稀(フードライター)select 〈セルクルファクトリー〉シューセルクル 4個セット¥1,400 Φ8.5cm H6cm W60g

生産者の違う牛乳と卵の、4種の濃厚クリームを堪能

北海道の厳選した食材で作る料理&スイーツ店から派生した通販ブランド。牛乳と卵の生産者の組み合わせを変えた、黄色と白色の2色4タイプのクリームを楽しめる。特に白色は、黄身が淡い色の卵「米艶」(十勝・竹内養鶏場)を使用。「米を食べて育った鶏の卵はピュアな味わいなので、牛乳の風味がしっかり伝わってきます。逆さにしても落ちないほど密度の濃いクリームがたっぷりで食べ応えあり」。

西村洋菓子店(河内長野/大阪)

〈西村洋菓子店〉シュー・ア・ラ・クレーム
門上武司(フードコラムニスト)select 〈西村洋菓子店〉シュー・ア・ラ・クレーム ¥300 Φ9cm H7cm W75g

生地、クリームとも食感は軽く味わいは深い

ホテルやレストラン、洋菓子店で研鑽を積んだ西村隆也シェフが切り盛りする人気店。パイの上にシューをのせ高温で焼成後、低温で乾かすように焼き上げた香ばしい生地が特徴だ。クリームは、ぶりんぶりんになるまで煮詰めたカスタードと乳脂肪分の異なる3種を合わせた生クリームをブレンド。「バターの風味漂うパイ、ゲランドの塩を効かせた褐色シュー、マダガスカル産バニラが香る、儚いほどの口溶けのクリームとの饗宴が素晴らしい」。

ボニュ(名古屋/愛知)

〈ボニュ〉シュークリーム
石崎幸子(ライター、編集者)select 〈ボニュ〉シュークリーム ¥390 Φ8cm H4cm W100g

自然の恵みを感じる香り豊かなフランス菓子

閑静な街、本山に2020年6月オープン。パティシエールの駒田記子さんは〈パティスリー・サダハル・アオキ・パリ〉で腕を磨いた実力者。自然豊かな愛知県旧小原村のアトリエで生産する。一番大切にしているのは材料選び。粗糖、有機小麦粉などのほか、シュークリームには同村産の平飼い卵、タヒチ産バニラを用い、季節に応じてレシピを微調整する。「華やかで、落ち着いた上品な香り。じわ~っと体に染み入ります」。

マビッシュ(芦屋/兵庫)

〈マビッシュ〉シュー・ア・ラ・クレーム ピスターシュ
いなだみほ(スイーツライター)select 〈マビッシュ〉シュー・ア・ラ・クレーム ピスターシュ ¥420 Φ6cm H8cm W90g

大人好みの複雑な味わいでシュークリームを超える⁉

芦屋に店を構える人気店。こだわりのシュー生地は、最初に低温でじっくり焼成することで、外はサクッ、中はクレープのような焼き上がりに。クリームは、カスタードにイタリア産ピスタチオペーストとバタークリーム、生クリームを混ぜ合わせ、さらにキルシュ酒のシロップで香りづけしている。「保形性のあるクリームは、口の中の温度でとろり。中に潜んだフランボワーズのコンフィチュールが、コクのあるクリームと絶妙なマリアージュを生む」。

ロトス洋菓子店(京都/京都)

〈ロトス洋菓子店〉シュークリーム
大和まこ(ライター)select 〈ロトス洋菓子店〉シュークリーム ¥350(税込み) Φ7cm H5cm W80g

存在感ある皮で受け止める卵の風味が際立つ優しい味

店主の木村良一さんの、実直な人柄を映すケーキが評判の人気店。定番のシュークリームは卵を強調したカスタードから考えたという。しっかり炊き上げることで濃厚に、主役の卵を邪魔しないようバニラビーンズは控えめに。そのクリームを受け止めるべくシュー皮は厚めに仕立てた。「外はアーモンドダイスも香ばしく、中には軟らかな部分があるのが厚めの皮の魅力。たっぷり詰まったクリームはコクがあって食べ応え十分。癒やしの存在です」。

ラ・フェ・ブルー(福岡/福岡)

〈ラ・フェ・ブルー〉千代の華 おとこシュー
生野朋子(編集者、ライター)select 〈ラ・フェ・ブルー〉千代の華 おとこシュー ¥135 Φ9cm H5cm W75g

ザクザク生地に優しい甘味。博多生まれの男前スイーツ

スイスやフランスで洋菓子の基本を学んできた進藤比呂志シェフが、本場の味わいを追求しながら、地元の人に愛されるスイーツを展開。その代表作がシュークリームだ。「ザラメとアーモンドがまぶされた食感ザクザクな生地の中から、ミルキーで優しい甘味のクリームがあふれ出します」。シューで博多っ子の勇ましさを、クリームで内面の優しさを表現。コクのある生クリームを使用し、炊きすぎないことで、濃厚なのに軽い口当たりに仕上げている。