3つのポイント
1.NBA選手も登場するバスケットボール雑誌。
2.オリジナルのアパレルラインもローンチ。
3.チャイナタウンのギャラリーで企画展も開催。
19世紀の格納庫を一新!広大な庭園も備えたカルチャーハブ
LAのバスケットボール雑誌『FRANCHISE』が面白い。“花形選手”の慣用句を連想する誌名の通り、ご存じ八村塁やバスケ愛好家として知られるバラク・オバマ元米大統領など、錚々たる顔ぶれを掲載。
さらには彫刻家のPaul Pfeifferや、ライター兼アーティスト、Ava Niruiなど、気鋭のクリエイターを次々にフィーチャーするアート誌としての一面も。最新号のカバーワークはブルックリンのマルチメディアアーティスト、Chris Lloydによるものだ。
仕掛け人のJustin Montagは元バスケ少年で、今も熱心なファン。大学卒業後はマンハッタンのレコードショップ〈Turntable Lab〉や音楽雑誌『Fader Magazine』で経験を積み、Apple Musicの立ち上げにも携わった。
「出張で訪れた東京の〈代官山 蔦屋書店〉で色々な雑誌を目にして閃(ひらめ)いたんだ。大好きなバスケをベースに、異なる要素を盛り込んで新しいことができたらってね」と経緯を語る。2021年にアートディレクター、Jake Zielinskiらとタッグを組みクロージングラインを始動。昨夏チャイナタウンにギャラリーもオープンした。
ジャンルを超えた展開は予測不可能なワクワク感があるし、目利きの彼の動向を辿ることで、北米を中心としたアートやファッション業界のキーパーソンもチェックできる。この秋にはパリ・メンズファッションウィークで新作をお披露目するとのことで、続報が楽しみだ。