話題のプロジェクトが一新。韓国のフレグランスブランド〈sujipmihak〉

日本に来て来て、あの店、このサービス!今回は、ソウルのフレグランスブランドを紹介。

photo: Mihyun Son / coordination: Saliy Higashiyama / text&edit: Hiroko Yabuki

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3つのポイント

1.〈LOW CLASSIC〉の新フレグランスブランド。
2.天然香料を厳選しニュートラルな香りを実現。
3.一軒家をミニマルに改修した路面店もオープン。

話題のプロジェクトがフレグランスブランドとして一新

言わずと知れた美容大国・韓国において、今話題に事欠かないのが“香り”のジャンルだ。とりわけ注目を集めているのが、2025年初夏に新たなコンセプトで再出発を遂げた〈sujipmihak〉だろう。

クリエイティブディレクター、キム・ナヨンにより2019年に設立。「収集」をテーマにライフスタイルアイテムを展開してきた彼らが、今回の再始動に当たりタッグを組んだのは〈LOW CLASSIC〉。韓国を代表するアパレル企業のフレグランスブランドとしてリローンチし、8月に漢南洞に路面店をオープンした。

香りを「私的な空間の構造」として再定義。とことんまで無駄を削ぎ落とした空間に、アロマオイルやバスアイテムなどのフレグランス商品が、アートピースさながらに並ぶ。どれも天然由来の香料を大胆に、実験的に組み合わせているのが特徴だ。

ディスプレイも見どころだ。額縁や椅子はキムが集めたヴィンテージ。

例えば「Gorgeous Nothing」は、野生のローズをベースにインセンスやパチョリなどをミックス。ダークかつスパイシーな仕上がりに。

「香りを楽しむためのツールがオブジェのように見えたら素敵だな」という思いから誕生した“アーカイブ・エディション”は、過去の優れたプロダクトを再解釈し、持続可能な価値を照らし出すことを目指す。

戦時中のホイッスルの形から着想を得たポータブルパフュームは、別売りの紐をセットすればアクセサリーとして身に着けられ、グッドデザイン。韓国土産の新定番になりそうだ。

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