3つのポイント
1.注目のシェフ、フリン・マクギャリーの新店。
2.グロサリーやセラミックを本人が厳選。
3.自家製パンにこだわるカフェも併設する。
スターシェフの世界観を反映する、話題のホームストア/カフェ

フリン・マクギャリーは、食文化の中心地マンハッタンで、弱冠19歳で自身のレストランを開いた若きシェフ。創造的な料理で多くの人々を魅了し、そのユニークなセンスとライフスタイルが注目を浴びている。そんな彼が手がける最新のスポットが〈GEM HOME〉だ。
この「ホームストアとカフェ」は、手前にグロサリーと雑貨のコーナーがあり、奥がカフェとテーブル席という構成。近郊農家で採れた新鮮な野菜をはじめ、オリジナルのソースや調味料、フリン自身が旅先で見つけたアンティーク雑貨、友人の陶芸家が作った食器など、厳選されたものが揃う。
カフェのカウンターとテーブルは自ら製作。キャンドルライトを灯し、木材をメインに温もりのある雰囲気に仕上げた。
カフェのメニューは言うまでもなく彼の考案で、「野菜をふんだんに使うことと、すべてのパンとペストリーはお店で作られていること」がテーマだ。フリンがかつて営んでいた店はコース料理が主体だったため、気軽に彼のクリエイションが堪能できるのは嬉しい。
たまたま入口を見かけて好奇心でドアを開ける人。ランチ時には常連が集い、夜には仕事帰りの人たちが夕飯の食材を買いに。様々な客層がマルチに利用できるのが魅力だとフリン。「普通の料理店にはしたくなかったし、人と違うことをするのはエキサイティングだよね」。今秋オープンする予定のレストランにも期待が高まる。
