3つのポイント
1.屋台の定番・ミチェラーダをアップデート。
2.スイーツを盛るなど映えるビジュアルが人気。
3.猫テーマの空間演出やDJによる音楽も好評。
メキシコで大ブーム中!猫推しの進化形ビアカクテルバー
メキシコで1970年代から飲まれるビアカクテルといえばミチェラーダ。レモン果汁入りのビールで、グラスのふちに塩やチャモイ(アンズの酢漬けを唐辛子と混ぜた甘辛いペースト)をまぶし舐めながら飲む。
イングリッシュソースやハマグリエキス入りのトマトジュースであるクラマトを混ぜたり、野菜スティックをあしらったりと種類も豊富。共通するのは一杯のグラスでアテとお酒が一緒に楽しめる点だ。
そんなミチェラーダが5年ほど前からさらに進化中。ブームを牽引するのは市内で3店舗を展開するバー〈Michis Miches〉だ。ウリはカラフルなグミをトッピングしたりグラスの代わりに一風変わった容器を使ったりする、特大1ℓの映えるミチェラーダの数々。
さらにオーナーが猫好きで猫をフィーチャーした陽気な空間演出も話題。6月にオープンしたフアレス店は週末には行列も。
「もともと爆音がかかる屋外の市場で立ち飲みするのが主流だったけど、ウチでは室内でゆっくりお酒が楽しめる。でもストリートの熱気も感じてほしいからDJも常在していて、客層も若者から毎週訪れる年配の常連客まで様々。
メキシコのバーの定番だったキューバリブレに代わって、今やミチェラーダは新たな流れを象徴するカクテルさ」と店長のノア・メロス。何かと不安な話題が続く日本だが、こんな気分がアガるドリンクを出す店が近所にあったら、景気づけに通う人が続出するかも⁉